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ローマングラスについて
ローマングラスが、2000年の時の眠りから覚めた価値ある一品。
ローマングラスとは、大きな範囲で捉えると「紀元前1世紀から紀元後4世紀の間に、ローマ帝国内で造られたガラスの総称」ですが、一般的には「吹きガラス技法」によって造られたガラスを「ローマングラス」と呼んでいます。
それは、イスラエルやレバノン近郊で、考古学調査の発見で発掘され、ガラスの表面に「パティナ」と呼ばれる独特珍しく美しい虹色の光沢が現れています。これは地中に2000年近く埋もれていた間に、ガラスが自然に化学変化したもので、「銀化」と呼ばれています。
これは、気候の関係でイスラエル近辺でしか現れない大変貴重なものです。
エジプトでは乾燥と高温のため、ガラスはボロボロになってしまいます。一方、日本では、多湿すぎて銀化は起こらないのです。
ローマングラスの銀化現象は、特定地域での考古学的な発掘によって特殊な化学変化をしたものなので、乱雑な取扱いや水や脂汚れによって表面のパティナが取れてしまうことがあります。